洋の東西を問わず石像はいくらもありますが、なぜか複数で縁起のいい数をまとめて一つのセットにしていることがあります。
例えば日本では七福神というものがあり、こちらは特に石像にしているものを多く見ます。
七福神をすべて諳んじられる人は余程の物識りでしょうから一般的にはその来歴やそれぞれの由来などあまり知られていないことが多いと思います。
一応確認すると恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋となっていますが、よくよく調べるとこの中には重複している神様もいたり、他の神を入れて八福神と言うくくりもあったり、地域によって違ったりとあまり統一されていないようです。
それもそのはずで、この七福神はもともと一つの由来や縁起話で出来た話でなく、仏教や、儒教、道教、インドのバラモン教や民間風俗などいろいろな宗派?の神様を縁起の良い七の数でまとめたもののようです。
それであればバラバラの神様ですが、お正月の宝船に一緒に乗り込んでいたら何か同じ仲間に見えてくるから不思議です。
西洋でも教会では建物自体に聖人と呼ばれる石像がたくさん上がっています。
キリスト教に貢献した高名な信者や使徒たちの実在の像なのでしょうが、こちらもキリスト教内の宗派や地域によってその聖人がたくさん居て我々にはどの人がどの像なのか判別が難しいところです。
聖書や最後の晩餐で有名な12使徒くらいはかろうじて分かるかもしれませんが、全ての名前を出すにはやはり調べないと‥‥
12使徒とはペトロ・アンデレ・大ヤコブ・ヨハネ・フィリポ・バルトロマイ・トマス・マタイ・小ヤコブ・タダイ・シモン・イスカリオテのユダ・マティアだそうです。
あれ?
13人居ますね。
もっと調べると、もともとはイスカリオテのユダまでが12使徒だったのですが、キリストを裏切ったユダを12使徒から除いてマティアを繰り上げて12人の中に入れたとあります。
こちらもなんか13という数字にしたくなくて12にこだわったような気もしますね。
さて石像には数をまとめてセットにすることを書いてきましたが、よくよく考えると中国の秦の時代にはその数が、半端ない桁になっているのがありました。
兵馬俑の兵士の像です。
その数8000体と言われています。
縁起がいいも悪いもない圧倒的な数の力ですね。
まあ、残念ながらこれは石造ではなく陶製ですが、その硬さや永遠性は石にも劣らない歴史の遺産であると言えますね。


