今までのイタリア訪問先はどちらかというと中部から北部が多く、いわゆる長靴で言うところの脛の部分やふくらはぎのあたりに行くことが多かったのですが、(例えではわからないかもしれないので具体的に言うと、ローマやフィレンツェ、ピサ、ジェノヴァ、ミラノ、ヴェネツィア、ヴェローナ、ボローニャなど)イタリアには「ナポリを見て死ね」という諺があり、(なぜか直接翻訳でこう言われるようになりましたが、本来は「死ぬ前にナポリを見ろ」「ナポリを見る前は死ねない」という事です。)長靴の下の方、前足首の少し上あたりのナポリ訪問の事をお話ししたいと思います。
ナポリは基本的には国も違えば、人種(?)も違うような感じです。
昔の成り立ちはギリシャの植民地で「ネオ・ポリス(新しい都市)」が語源との事で、海洋民族としてギリシャ系のルーツを持っていたり、ローマ帝国の傘下の時もあり、イスラム系のシシリア王国の傘下だったり、ようやくナポリ王国として独立するも、スペインのブルボン家(フランスのブルボン家の親戚)の支配下だったりと、人種や宗教含めいろいろな生活の価値観も混在した歴史を持っています。
気候は温暖でカンツォーネに代表される音楽も陽気で、食べ物も魚介を中心に美味しいのですが、なぜか「治安がいま一つ…」と言われて観光客にはなかなか人気がありません。
ナポリの街の中心には真っ直ぐな線の「スパッカナポリ(ナポリを切る)」という通りがあり(写真 )、これがナポリの街を二つに区切っており、でもそこは狭い路地に雑多な店が建ち並び人が集まる超混雑地帯であると同時に「スリ」なども多い所だと言われ続けてきました。(写真 )
ただ、そんなことを言ったらどこでも雑踏の所や観光地は危険であり、きちんと注意をしていればそこまでの心配は無いように思います。
また、マフィアの支配する街とも言われますが、一般のイタリア人やナポリ人(?)、ましてや外国人観光客にとっては全く接点は生じません。
現地の人に聞いてもマフィアはマフィア同士のいざこざは聞くけど一般人には何も心配ないよと言われます。
そういう意味では治安上での特別な問題は感じません。
尚、ナポリの魅力は市内だけでなく、ポンペイやソレント、アマルフィー海岸(写真 )、カプリ島や青の洞窟などその近郊も含めて素晴らしいエリアが堪能でき、中部イタリア、北部イタリアとはまた違った魅力があることは間違いないと思います。
次回はポンペイ遺跡について述べたいと思います。


