社長ブログ

第10回 「リフォーム実例」

     前回アメリカのリフォーム事情で述べましたが、日本において石材利用が限定的なのは、我々石材に関係する業者の提案不足・取組み不足がその原因です。

     我社一社のみならず、業界団体が何らかの働き掛けをしていく必要が多いにあります。

     今回はそんな中、お客様から相談を受け石を使ってリフォームした最近の実例をご紹介したいと思います。

     初めは、駐車場から続く敷地の庭に、芝生を植えていたお宅(仮にA様宅)で、2,3年は良かったそうですが、その後芝が枯れたり虫がついたりし、また季節になると年に数回の芝刈りの義務が発生し、ご主人が閉口していた案件です。

     芝生と表面から20センチ位の土を取り除き、後で沈下しないようにコンクリートで基礎を作り、その上にベージュ系のクオーツサイト(石英岩)を敷き詰めました。
     また、花壇との境には小さな側溝をつけ、擬木と中国産の錆みかげの縁石を廻し、花壇の土が流れてこないように段差を設けました。

     最初の写真がA様宅の庭です。
     南ヨーロッパ(スペインやポルトガル)の雰囲気漂う、明るい日差しの似合う庭に生まれ変わって、お客様に大満足されました。

     次は、屋内のリフォーム実例です。
     築15年ほどの未だ比較的新しい家(仮にB様宅)でしたが、リビングの窓を断熱の二重サッシに変えるのにあわせ、その出窓の下の木製の甲板が、結露で朽ちかけていたので石にしたいとのご相談でした。

     B様宅では、模様のきれいな大理石がご希望でしたが、出窓の甲板は直射日光にも、水分にも強くないといけないので、御影石をお奨めいたしました。
     ただ、ご希望を汲んで、ありきたりのごま塩模様の御影石でなく、まるで大理石を思わせる流れ模様
    のある、インド産のパラダイスというみかげ石の甲板を2箇所の出窓に設置いたしました。
     
     2番目の写真がB様宅です。
     ちょっとしたアクセントですが、リビングの風格がぐっと上がり、大変感謝されました。

     最後の写真は、玄関前のポーチと、袖壁を御影石でリフォームした実例です。
     以前は10センチ角のタイルが敷いてあったそうですが、雨の日や雪の日に靴の下が濡れることにより、滑って大怪我をしそうになり、滑らない物でのりフォームを考えられたそうです。

     磨いた石はタイル同様滑りますが、『バーナー加工』といって御影石の表面を火で炙ってザラザラにする方法があります。これだと雨や水に当たる所でもノンスリップ効果が発揮されて滑りません。

     こちらのお宅(C様宅)ではポーチの床に、グレーみかげのバーナー仕上げ、袖壁は薄いブラウンみかげの本磨き仕上げを使い分け、安全で見た目の重厚な、家の顔である玄関ポーチに作り変えられました。

     このような実例を見ると、何もまるでヨーロッパの石造りの都市のように、何もかも石で家を作るのでなくとも、木の文化の日本にも、木や緑や土や水と合った石の使い方があり、石の使用で安全や耐久性や調和や自然が感じられ、豊かな生活を提案できる、そんな素材が石である事に改めて自覚と誇りを感じます。

     少なくてもわれわれは、石のプロフェッショナルとして、石の値段や特徴だけでなく、お客様に最も合ったご提案ができるように自覚と責任を持ち続けたいと思います。

    第10回 「リフォーム実例」

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