引き続き、ふらっと寄ったボルドーの霊園の話です。
通常墓石の材質と言えば、ヨーロッパでは大理石、近年では日本と同じように花崗岩(みかげ石)が多いのですが、さすがにフランスは大地自体が石灰岩層でおおわれているので墓石も石灰岩で作られているものが多かったです。
前回のゴヤの塔も同じ石灰岩でした。
石灰岩は花崗岩や大理石と比べると柔らかくて加工がしやすいメリットのある半面、風化や汚れカビなどのデメリットもあります。
日本でも当初は地産地消の最たるものであり、みかげ石産地以外では安山岩や粘板岩、凝灰岩や砂岩までお墓として使われていた地域もありました。
最近は加工の技術が大幅に高まって、最も固い花崗岩のお墓に、更にポイントや花を供えるような意識でみかげ石のアクセントお供え石(メモリアルプレート)が至る所に置かれていました。
日本で言う塔婆の感覚なのか、亡くなった時だけでなく、命日などのタイミングでお供えするようで、人種国柄に関係なく、亡くなった家族を供養する心根は皆同じなのですね。


